7月 22, 2007 のアーカイブ

#3

7月 22, 2007

1分プレゼン(その意味が明らかに!)

失敗しないプレゼンテーション

  • 目的の明確化
  • 知識・理解・熱意には差があるという前提で行う。馬鹿にせず丁寧に。
  • クライアントの要求を無視しない。(ディズニーランドの話)
  • 資料の見せ方・指し方
  • 背筋を伸ばし、ジェスチャーを適度に
  • 目線を交互に

プレゼンテーションの準備
2人ずつのチームに分かれ、チーム内でプランを合体させ、一つのプランにして下さい。

NGワード

  • 大きすぎる夢・数値目標
  • 「お分かり頂けましたでしょうか?」
    →「説明出来ておりますでしょうか?」(全員に聞くのでなく、誰か一人に聞く)
  • (こちらの発言の意味が良く分からない時)「ははは(または苦笑い)」
    →「すみません(申し訳なさそうに)」
  • (クライアントの要求がナンセンス、または、こちらの提案が効果的という事が)「我々としては(Webの業界では)常識です」
    →「そうですね、ただ、あるクライアントさんのケースですが…」
    →「これは効果があります。あるクライアントさんのケースですが…」

プレゼンテーション演習
実際に2人ずつプレゼンを行ってもらいます。

ひとつ上を行くプレゼンテーション

  • 資料を先に配らない・意外性を持たせる・質問から始める。
    (意識をこちらに向け、無駄な説明を回避する)
  • ストーリーを作る。
  • 話は1分で終え、関連する質問をする
    (プレゼンはこちらが喋る場ではない!)
  • 補助線を引く
    (提案する手段は、クライアント側で既に検討済みで特に驚くような内容で無く、「分かってるんだけど、なかなかね…」と言われる事も多い。目的に対してその手段が効果的だとシンプルに説明し、説得力を持たせる)
  • 比較し選択させる
    (提案内容をより具体的に検討させる効果がある。また、こちらの提示した選択肢のどれかを選ぶ必要があると思わせる)
  • クライアントの競合に勝つイメージ
    (大きな夢や数値目標を語ることなしに、クライアントのメリットを意識させる)
  • 提案内容をこれにした理由を言い添える
    (他にも色々と提出出来ますよ、とのアピール)
  • 自分自身がこのプランをとても気に入っていると言う。
    (きっと効果が出せると思う、ぜひやりたいとアピール)

プレゼンテーションとは

  • クライアントの共感を得ること。
  • 知識ではなく、自分の考え方を伝える。

プレゼンテーション演習2
以上を踏まえて、資料を整理し直し再度プレゼンを行ってもらいます。

プレゼンテーションの意義を踏まえて、プランニングとは

  • ヒアリング内容から、目的を明確化
  • 目的を実現する手段のアイデア出し
  • アイデアの絞り込みと肉付け
  • 具体化・資料作成

プランニング演習
全員のプランを合体させて、一つのプランにします。

見積もりの問題点

  • 工数計算
    • 腕が良い人の方が早く終わるため、安くなってしまう。
    • 急ぎの仕事の方が安くなってしまう。
      (納期に余裕があると高くなってしまう)
  • ページ単価・デザイン単価
    • 1ページあたりの作業量が考慮されない
      (ページを分割するほど高くなる)
    • デザインの質が考慮されない
      (デザインの数量は基準が曖昧)
    • →サイト構成やページの計画に影響する
  • コンサルティング
    • コンサル費用を請求することは難しい
  • システム開発
    • 多くの場合、クライアントの想定額より大幅に高い
    • 作業内容が複雑なため、理解が得られにくい
  • 全般
    • クライアント側で実はあらかじめ予算が決まっている事が多い。
    • 出精お値引きは自己矛盾
    • 工数計算やシステム開発は勘に頼る側面がかなりある
    • そもそも人工はクライアントに関係ない

見積もりの問題点に関するヒント:

  • なんのために見積もりが必要か
  • なぜ総額のみの提示では駄目なのか?
  • 安ければ安い方が良い

宿題

  • 見積もりの問題点について、解決策を考える。
  • プレゼン資料を再度作成する。見積もりもつける。
  • 自分がディレクターとして強化すべき点を把握する。