8月 12, 2007 のアーカイブ

進行管理のまとめ

8月 12, 2007

宿題(進行管理のまとめ)の期限ですが、みなさん出来はいかがでしょうか?一応一日だけ余裕を設けて、明日にはここにfukutなりのまとめを書き込みます。まだ出来てないと言う方は、明日以降もここを見ずに、自分である程度の結論が出るまで頑張って下さい。

ディスカッション中に出た意見等、みなさん詳しくノートを作成してくれていますので、お互いにありがたく参照させてもらいましょう。多くの方が夏休み中だと思いますが、色々と気をつけて下さい。fukutは性懲りも無くまた日焼けして真っ赤です。


追記続々と宿題が提出されて頼もしい限りです。

皆さんのまとめを拝見させて頂きましたが、よく出来ていると思います。これ以上は蛇足のようにも思いますが、一応fukutなりのまとめを以下に掲載しておきます。具体的なまとめというよりは考え方ですが。

授業内のディスカッションで様々な対策が出ましたが、実際にそれらを実行するときのために、時系列に分類しておくべきでしょう。

  1. プロジェクトの無い期間
  2. プランニング段階
  3. プロジェクト開始時
  4. プロジェクト開始後、継続的に
  5. プロジェクト中盤や終盤
  6. プロジェクト終了時

一覧性を良くするために、簡潔なキーワードと詳しい内容に分けて書いておく方が良いでしょう。これを逐次チェックして、打てる手を漏らさず打って行きます。これで、納品が遅れる可能性はぐっと低くなります。

これだけでも実用性は十分ですが、ここではより核心に迫るべく、もう少し考えてみたいと思います。そのために、各対策を関わる人によって分けて考えてみます。自分だけで行うもの、スタッフと行うもの、外部パートナーに対して行うもの、クライアントに向けて行うものの4つです。すると、自分だけで行うものは非常に少ない事が分かります。クライアントに対してもごく限られており、プランニング時に行う見積もりの工夫や、素材の請求などです(中盤や終盤にもし遅れそうな場合は相談する事などもあります)。スタッフと協力して行う対策が最も多くあり、初期の密なミーティングで背景を説明することやスキルに関すること、詳細なスケジュールの共同作成、進捗の管理、各部の認識の共有などです。それらのうちの大部分が外部パートナーにも同様にあてはまります。

これらのことから、つまるところ進行管理にはコミュニケーションがとても重要だと言えます。コミュニケーションのためのツールとして細かなスケジュールと定期的な報告など、あるいは見積もりやプロトタイプなどを使うことが出来る、というふうに考えられます。ですからまずは、各ツールを活用し、あるいは単に頻度を高めて、コミュニケーションを円滑にするよう心がけることが進行管理に役立ちそうです。

それ以外の、社内プロジェクト、見込み50%のスケジュール、全体を先に完成し品質と期間をトレードオフ出来るようにすることなどは、コミュニケーションツールとは違う純粋なテクニックです。これらはこれらで箇条書きにでもしておけば良いでしょう。そして最後に、こころがけの問題があります。おさらいしておきましょう。

  • Web制作はまず間違いなく遅れる
  • 予期しないトラブルは必ず発生する
  • プロジェクトを進行させるのはディレクターだけ

以上、みなさんのまとめの補足として、参考にして下さい。